活動によせて(ブログ)

2023-04-03 08:42:00

時間に囚われていない叡智

過去出版されたスピリチュアルな書物を読むことの楽しみのひとつは、
「何が地上に現象化され」ていて、「何がまだ」なのか、読み解くことにある。
当時表現された「叡智」が、今どのように地上に顕れているかを考えながら読み進めるのは、
まるで犯人を知りながら、ミステリー小説を読む心境と似ている。不思議なドキドキ感がある。

90年代に出版された本を読みたいと思うことがある。
ほとんど「積読」化してしまっているので、私にとっては初めて知る内容である。

その時代の本の好きなところの一つは、著者が意図した内容が、変に商業化されずに表現されているものが多い、という点にある。
もちろん、現在出版される本がすべて商業第一主義化されているとは言わないが、
いつの頃からか、おそらく十数年前には、幻滅を感じることが増えてきたように思う。

そして、多くの霊的な叡智の本は、時間という審査を見事にクリアしてきている。
オレリアの著書、Telosブックシリーズも「The Seven Sacred Flames」も同様である。

さらに言えば、私たちのアセンションにとって、人類の新たなる黄金時代にとって、必要な情報はもうすでに私たちの手の中にある。
にも拘わらず、私たちは新たに霊的な書物を多く手に取っている。
私自身も、新たに文章を紡ぎだしている。

これはチャネリング・メッセージにも言えることで、
私自身、新たにチャネリングをするときも、
すでにオレリアによって書籍化されている内容を繰り返していることがある。
これについてアダマに理由を尋ねたことがある。(私の能力不足なの?というように)

アダマの答えは、こうだった。
「人間の認知、理解力は、地上の生活の中で薄らいでいく。またそれぞれの霊的理解力、霊的成熟度によって、同じことが同じ時に理解されるわけではない。人にはその人のタイミングというものがある。同時に、あなた方を通した表現はあなた方固有の性質、エネルギーを帯びている。それをすべての人が同じように受け取るわけでなく、もちろん好き嫌いも存在する。そのような環境にいるあなた方に、確実に叡智を伝えるためには、様々な個性を持つチャネル、あらゆる機会を活用した情報伝達が重要になる。」

さらに「私たちにはエゴはない。誰が重要で、誰がそうでないかという考えはなく、すべての人が着実に高次の愛と叡智をもれなく受け入れ、それぞれのペースで吸収し活用してくれることだけが重要なのである。」

ある人にとっては、様々な人から同じ内容を伝えられ、どのセミナーに行っても、同じことが語られる、ということが起きているかもしれない。
それは、あなたにとって重要なことは、何度でも触れ、聞き、着実に自分のものにしてほしい、ということを意味する。

私は何度も繰り返し、同じことをチャネルしよう、何度も同じことを書こう、それが地上に当たり前のように行き渡るまで。

針生千秋(Telos Japan®)